首きり場の松と雨乞地蔵  (五分一)
 五分一部落の本村の入口に一本の大きな老松があり、村の人は、首きり場の松と呼んでおります。その昔、このうら山に五分一城のあつたころ、ここの松の木の下で悪人の首をはねたというのでこうゆう名がつけられたのだそうです。そしてこの松のかたわらに地蔵尊が奉られてあります。この地蔵尊も五分一の村から出たものと言われていますが、ここのお堂は首きり場の供養するために立てられたものであろうと言うことです。
そしてこの本尊、石の地蔵様は、ひでりで水がないときに、これを水中に入れて体を洗ってやりますと、不思議にも、雨が降出す
というので「雨乞地蔵」とも言われております。