生まれながらにして、人それぞれ永い昔からの素質をもらって生まれてくる。
 よいこともあれば、わるいこともある。受けて立つしかない。4月19日の朝日新聞は、(地方総合版)1ページを埋め尽くして、知的障害を乗り越えつつある24歳の女性を報道しいた。又、毎日新聞では、障害を持つ田中瑞木(みずき)さん、母親と共に前向きにという見出しで、絵で表すみーちゃんのメッセージと題して、11日から東京で個展がひらかれるという。
 東京の調布市の福祉作業所で働く田中瑞木さんは24歳。脳に障害を持って生まれ、幼児期には強い自閉的行動障害があった。いまも会話が十分でなく、周囲の人とうまく交流ができない。しかし、絵が好きでずっと描き続けてきた。近く5回目の個展を開く。そんな瑞木さんと歩んだ家族の記録を、母親の愛子さん(47歳)は、「絵はコミュニケーション」という本にまとめた。

(富田昌志さんのお話)
 瑞木さんは5歳ころから絵を描くのが好きになり、次第に熱中するようになった。小学6年生のとき、両親の勧めで絵画教室に通い、初めて油絵を描いた。ピンク色の夕空をバックに1匹のトラ猫が墓地にすっくと立っている。「よそのねこ」(F8号)という作品だ。愛子さんには「娘が表現できずにいる心の中そのもの」のように思えた。やがて中学時代の1987年に全国学校秀作美術展で東京美術文化協会賞を受賞、その後、同展で3度も賞を受けた。社会人になってからも96年には、障害者総合美術展で、最優秀賞に選ばれた。

 父親の学而さんは(59歳)、「幼い頃は、だれもが持っていた感性を、この子はまだ失わずにいる」とその才能を確信した。また、御両親は「言葉が話せない娘は、絵画を通して社会とコミュニケーションを交わしている。個展の開催が、障害を抱えた人たちが、社会に出ていくきっかけになれば」と語っている。
お母さんは、寺泊の人。
寺泊のすばらしい孫、
みーちゃんがんばれ。