除夜の鐘をつく人は、若い人ばかり。いつもくるトショリは、猛烈な風と雪で足が折れた。足が折れたわけでないが、気持が折れた。トショリの証拠。それに取ってかわって若い者。百八ッ百八人の規定を破って1人がいくつもつく。ヤミの中のカネつき。よいことだ。若い者が年始めのファーストインプレッション(第1印象)は鐘つきから。