勧 進 道  (北曽根)

 村人は通称、くわんじんみち (道)と呼んでいる小豆曽根から北曽根部落までの通りですが、どうしてくわんじんみち道というような名がついたのでしょうか。 これには二つの言い伝えがあります。
 昔し小豆曽根に城があったころ、家来達が貧乏してしまって食べられず、この道を通って北曽根部落にやってきて、乞食の姿になったり、虚無僧になったりして、 くわんじん(物貰い)をして歩いたというので、くわんじんの通る道といったと言うのです。
 また、一説にはこの道をつけるのに、広く各地に勧進(寄附をしてもらうこと)を願って浄財を集め、漸くこの道をつけたという事から、かんじん道とつけられたというのですが、どうでしょうか。