謙信公の陣鐘(竹森) |
|
さあ、今からざっと四〇〇年位前になりますが、高田城の上杉謙信は越後の国をまとめる目的で、三条の城を攻めました。その時、竹森村に陣をしき、前後七日間にわたって謙信公はこの地にとどまりました。その時に用いたという陣鐘は後に村の道場にのこり、半鐘がわりに謙信の文字を消してつかっていたのですが、いつの頃か、知らないうちに何者かに盗まれてしまいました。ゆくえを方々さがしましたが今だにわからないそうであります。 なお敦ケ曽根の実相寺にもやはり謙信公の陣鐘と伝えられる鐘がありますが、竹森のものと関係はわかりませんが、音色の美しい鐘だそうであります。 |