山鳥の湯(五分一) | |
五分一村の続きに有信という所があります。昔は独立した村でしたが、この有信の東方2丁程のところに鉱泉があります。セメントの井戸側で水源を囲んでアリマスが、覗いてみると「ツーン」とした湯花の匂いが鼻をつきます。井戸側には青みどろのようになって湯花がくっついています、そして鉱泉は、ボコボコと湧き出ています。 さてこの湯を「山鳥の湯」と呼びますが、この「山鳥の湯」には次のような伝説があります。 昔猟師にうたれた一羽の山鳥がここに降り、この水のところにひたっていて傷が全快したというのです。 それを見た里人は、この湯をわかして入ると傷が治ることを知り、この鉱泉を「山鳥の湯」と言うようになったのというのであります。 ※泉源は国道バイパスの敷地になってしまいました。 |