木戸屋敷と中村屋敷について  (求草)
 求草部落の道をずんずん山の方へ入って行きますと、木戸屋敷とか中村屋敷とか呼ばれている土地があります。由来は明らかではないのですが、かなりの平地で居屋敷あとらし小ことがよくわかります。
この求草の沢をさらに登って行きますと入軽井の四ッ塚の所に通じていますから、あるいは桐原山の城へ登って行く番所でもあって木戸と呼んだのかも知れません。又中村は中世の頃、中村という豪族が住み、長いこと支配していたことなどから、そう呼ばれるようになったのではないでしょうか。
 いずれも想像でしかありませんが、土器が出ているので良く調べてみれば年代等もわかると思います。
 古い求草を物語る地名であるわけですね。