はや師走を迎えてしまいました。十二月にはいると町がどこかざわめいて市場のような活気をおびてくるのが判ります。
一年の締めくくりというおもいが人々の心にも、会社職場にもみなぎってくるせいでありましょうか。そういう小生も仕事がたまりにたまっているところに父の入院、やおら「ふるさとだより」を書かねばならないハメになりました。
 入十すぎの老人にいつまでもおっかかっているのもなんですが、中村先輩にしろ、父の文章にしろ三映にひたった印象がありとても自分の及ぶ世界でないとおもいつづけてきました。
 とりあえずどう紙面をうめるか、父には最近小学校で書いたもの、姉には日報紙上に掲載された一編を選びました。
 忘年会シーズソたけなわ。
「大酒飽浬は実に命をきる斧なり」とはこれまた良寛さまのおいさめ。ご用心。ご用心。
 どうぞ皆様にもつつがなく歳末を過ごされますよう